京丹後市の取組

京丹後市SDGsとともに創生・発展するまちづくり推進条例

この条例は、2021年5月に国から「SDGs未来都市」に選定されたことを受け、2030年に向けて、行政、市民、事業者等がSDGsの考え方をそれぞれの活動等に取り入れ、協力・協働しながら一丸となってまちづくりを推進していくための共通の指針として制定したものです。

SDGsを掲げる条例としては京都府内初であり、今後は、条例の周知を広く行いつつ、持続可能で、夢と希望にあふれるまちの創生・発展を目指して、市民の皆さんとともに積極的な取組を進めていきます。

丹後万博

「大阪・関西万博」の開催を2025年に控え、アフターコロナの新しい時代への転換点を迎えている中、SDGsの理念の浸透を図りその達成に向けた取組を加速させるとともに、先端技術の活用や環境問題への新たな挑戦など、地域課題の解決策を提示し、2030年のその先(+beyond)のまちの姿を考える機会として、市内の高校生が企画・運営するSDGsの祭典「丹後万博」を開催しています。

イベントの企画・運営にあたっては、市内の高校生を中心に実行委員会を設立し、コンテンツの企画から当日の運営まで、高校生が主体となって取り組んでいます。イベントでは、SDGsをテーマにしたステージ発表や、体験コーナー、食のコーナーなどを実施しています。

京丹後版SDGs公式ロゴマーク

京丹後市では、より多くの市民、団体、企業等の皆さんと共に、SDGsの達成に向けた取組を進めていくため、本市におけるSDGs推進のシンボルとなるオリジナルロゴマークを作成しています。

ロゴマークの作成に当たっては、すべての人が幸せを実感できる「誰ひとり置き去りにされない」社会の実現に向けた理念を表したものとするため、市内の障害福祉サービス事業所の利用者の方や外国人市民の皆さんの参加のもとにワークショップを開催し、ロゴマークの原案となる作品づくりに取り組みました。さらに、この原案について、小学生、中学生、高校生による投票を実施し、京丹後版SDGs公式ロゴマークを決定しました。

ロゴマークは7種類あり、SDGsカラーを使って、本市の魅力あるさまざまな地域資源がSDGsロゴマークとして表現されています。ロゴマークは、市内でSDGs活動に取り組まれている企業・団体・個人の方にSDGsの推進を目的に積極的にご利用いただいています。

京丹後市SDGs推進市民会議

SDGsの達成に向けた活動に取り組んでいる、または関心のある企業、団体、NPO、個人等の相互交流や情報交換等を促し、各々の活動の活性化を図るとともに、連携・協働して具体的な取組を推進することで、SDGsの達成及び持続可能なまちの実現に寄与することを目的として設立された会です。さまざまな分野でSDGs活動に取り組む方々が会員となっています。

京丹後市SDGsチャレンジ支援事業補助金

市域におけるSDGsの達成に向けた活動を促進し、SDGsを原動力とした地方創生を実現するため、市民や企業、団体の主体的な取組を支援する「京丹後市SDGsチャレンジ支援事業補助金」を創設しました。対象となるのは、地域の活力向上や課題解決を目的に市内で実施する公益的、社会貢献的な事業であり、SDGsの17のいずれかの目標の達成に資するものです。

SDGsまちづくり協働型・SDGs若者チャレンジ型・SDGs先導的モデル型の3つの補助区分を設けており、さまざまなSDGs活動に取り組む方に活用いただけるようになっています。